「葬儀社によって費用にどのくらい差があるの?」「何を基準に比較すればいい?」葬儀社選びは、故人を送る大切な場を任せる重要な決断です。
記事執筆時点の調査では、葬儀費用の全国平均は約118.5万円ですが、葬儀社や葬儀の形式によって40万~160万円以上と大きな開きがあります。この記事では、主要な葬儀社の費用やサービスを比較し、自分に合った葬儀社を見つけるためのポイントを解説します。

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葬儀の形式別:費用相場一覧
まず、葬儀の形式ごとの費用相場を確認しておきましょう。
| 葬儀の形式 | 費用相場 | 特徴 |
|---|---|---|
| 直葬(火葬式) | 約43万円 | 通夜・告別式なし、火葬のみ |
| 一日葬 | 約88万円 | 通夜なし、告別式+火葬を1日で |
| 家族葬 | 約106万円 | 親族中心10~30名、通夜+告別式 |
| 一般葬 | 約161万円 | 参列者30名以上、通夜+告別式 |
近年は家族葬が最も多く選ばれており、全体の約47%を占めています。次いで一般葬が約30%、一日葬が約12%、直葬が約11%という割合です。
主要葬儀社の費用比較
ネット系葬儀社の比較
| 項目 | 小さなお葬式 | よりそうお葬式 | イオンのお葬式 |
|---|---|---|---|
| 火葬式 | 税込18.9万円~ | 税込8.36万円~ | 税込19.8万円~ |
| 一日葬 | 税込38.5万円~ | 税込27.5万円~ | 税込33万円~ |
| 家族葬 | 税込49.5万円~ | 税込38.5万円~ | 税込49.5万円~ |
| 一般葬 | 税込63.8万円~ | 税込49.5万円~ | 税込60.5万円~ |
| 提携式場数 | 約4,000 | 約4,000 | 約4,000 |
| 実績 | 累計59万件 | 非公開 | 非公開 |
※上記は基本プランの価格です。火葬料金、飲食費、返礼品、お布施等は別途かかります。詳しくは各社の公式サイトでご確認ください。

費用に含まれるもの・含まれないもの
葬儀社のプラン料金には含まれていない費用があることを理解しておくことが大切です。
プラン料金に含まれることが多いもの
・寝台車(搬送費)・安置料・ドライアイス
・棺・骨壺・位牌
・祭壇・遺影写真
・式場使用料(提携式場の場合)
・スタッフの人件費
別途かかることが多い費用
・火葬料金(自治体により異なる・無料~数万円)
・飲食費(通夜振る舞い・精進落とし)
・返礼品・香典返し
・お布施(僧侶へのお礼)
・供花・供物
・追加日数分の安置料
葬儀社を比較する7つのポイント
1. トータル費用の見積もり
プラン料金だけでなく、追加料金を含めたトータル費用で比較することが最も重要です。「安い」と思って契約しても、追加料金が多くて結局高くなるケースは珍しくありません。見積もり時に「これ以外にかかる費用はありますか?」と具体的に確認しましょう。
2. プランの充実度
複数のプランがあり、予算や希望に合わせて選べる葬儀社が便利です。オプションの種類(供花のグレード、祭壇のランク、料理の品数など)も確認しておきましょう。
3. 対応スピード
深夜や早朝でも迅速に対応してもらえるかは重要です。24時間365日の電話対応があるかどうか、搬送までの時間はどのくらいかを確認しましょう。
4. スタッフの質
葬儀はやり直しのきかない大切な場です。スタッフの対応力や経験は、葬儀の満足度を大きく左右します。事前相談の際にスタッフの対応を見て判断しましょう。
5. 式場の設備・雰囲気
式場の広さ、設備、アクセス、駐車場の有無なども比較ポイントです。可能であれば事前に式場を見学しておくと安心です。
6. アフターサポート
葬儀後の各種手続きサポート、法要の手配、相続相談など、アフターサポートの充実度も葬儀社を選ぶ上で大切な要素です。
7. 口コミ・実績
実際に利用した方の口コミや施行実績は参考になります。ただし、口コミだけで判断するのではなく、自分で事前相談をして確かめることが大切です。

ネット系 vs 地域密着型:どちらが向いている?
ネット系葬儀社が向いている方
- 費用をできるだけ抑えたい方
- 料金体系がわかりやすいほうがいい方
- 自宅の近くに良い葬儀社が見つからない方
- 事前にWebで情報収集したい方
地域密着型葬儀社が向いている方
- 地域の慣習に沿った葬儀をしたい方
- 顔の見えるスタッフに任せたい方
- きめ細やかなサービスを求める方
- 長く付き合える葬儀社がほしい方
葬儀社の事前相談を活用しよう
多くの葬儀社では、無料の事前相談を受け付けています。事前相談のメリットは以下のとおりです。
- 具体的な費用がわかる(見積もりが取れる)
- スタッフの対応力を直接確認できる
- 式場の見学ができる
- 冷静に比較検討できる(いざという時は判断力が落ちるため)
- 事前相談割引が適用されるケースがある
葬儀社の事前相談は「不謹慎」ではありません。むしろ、残された家族のために事前に準備しておくことは、非常に大切な終活の一つです。気軽に相談してみましょう。
葬儀費用を軽減する公的制度
葬祭費・埋葬料の支給制度
・国民健康保険加入者:葬祭費として3万~7万円程度(自治体による)
・健康保険(社会保険)加入者:埋葬料として5万円
・後期高齢者医療制度加入者:葬祭費として3万~7万円程度
※申請しないともらえないため、忘れずに手続きすること
※申請期限は死亡から2年以内(国保の場合)
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よくある質問(Q&A)
Q. 葬儀社は何社から見積もりを取ればいいですか?
できれば3社以上から見積もりを取ることをおすすめします。同じ内容でも数十万円の差が出ることがあるため、比較することで適正価格がわかります。
Q. 互助会に入っていたほうがお得ですか?
互助会は月々数千円の積立で葬儀費用を準備できるメリットがありますが、解約時の手数料や、利用が特定の葬儀社に限定される点はデメリットです。入会前に解約条件をしっかり確認しましょう。
Q. 追加料金が発生しやすいのはどんなケース?
安置日数が延びた場合、参列者が予定より増えた場合、ドライアイスの追加、祭壇のグレードアップ、追加の供花・供物などで追加料金が発生しやすいです。見積もり時に具体的に確認しておきましょう。

葬儀費用の内訳を詳しく解説
葬儀費用の内訳を理解しておくと、見積もりを比較する際に役立ちます。
葬儀費用の内訳(全国平均)
・基本料金(祭壇・棺・搬送費等):約72万円
・飲食費(通夜振る舞い・精進落とし):約12万円
・返礼品費(香典返し):約13万円
・お布施(僧侶へのお礼):約20万~50万円
・その他(供花・写真・ドライアイス等):数万円
合計:約118.5万円(全国平均)
特に注意したいのがお布施は葬儀社の見積もりに含まれていないケースが多いという点です。お布施を含めた総額で比較しないと、実際の支出とのギャップが大きくなります。
地域別の葬儀費用の違い
葬儀費用は地域によってもかなり差があります。一般的に都市部は式場費用が高く、地方は飲食費や返礼品が充実する傾向があります。
- 関東地方:約130万円前後(式場費が高め)
- 関西地方:約110万円前後
- 東海地方:約120万円前後
- 九州地方:約100万円前後
- 東北地方:約90万円前後(ただし飲食が豪華な傾向)
地域の慣習によって通夜振る舞いの内容や香典の金額も異なるため、地元の事情に詳しい葬儀社に相談するのがおすすめです。
葬儀社の見積もり比較のコツ
見積もり比較で確認すべきポイント
・同じ条件(参列者数・形式・祭壇グレード)で比較しているか
・火葬料金は含まれているか(含まれていないケースが多い)
・安置日数は何日分含まれているか(延長時の追加料金はいくらか)
・ドライアイスは何日分含まれているか
・搬送距離に制限はないか(距離超過の追加料金)
・飲食費・返礼品は見積もりに入っているか
・お布施は別途かかるのか
葬儀社選びの失敗談から学ぶ
葬儀社選びで後悔しないために、よくある失敗パターンを知っておきましょう。
失敗パターン1:病院の紹介だけで決めてしまった
病院で亡くなった場合、病院が提携している葬儀社を紹介されることがあります。慌てている時にそのまま契約してしまいがちですが、病院紹介の葬儀社が必ずしも最適とは限りません。紹介された葬儀社でもすぐに契約する必要はなく、搬送だけ依頼して葬儀は別の葬儀社に依頼することもできます。
失敗パターン2:追加料金で予算オーバー
安いプランで契約したものの、安置日数の延長、ドライアイスの追加、祭壇のグレードアップ、供花の追加などで追加料金が重なり、結局高額になってしまうケースがあります。見積もり時に「追加料金が発生するのはどんな場合か」を具体的に確認しておきましょう。
失敗パターン3:打ち合わせ不足でトラブル
悲しみの中で打ち合わせに十分な時間を取れず、イメージと違う葬儀になってしまうケースもあります。事前相談の段階で細かい要望を伝えておくと、いざという時にスムーズに進められます。
葬儀社選びで最も大切なのは「事前の比較検討」です。元気なうちに複数の葬儀社に相談し、見積もりを比較しておくことで、いざという時に後悔のない選択ができます。「まだ早い」と思わず、終活の一環として早めに準備を始めましょう。
終活として葬儀社を決めておくメリット
- いざという時に家族が慌てずに済む
- 冷静な状態で比較検討できるため、適正価格で葬儀ができる
- 自分の希望を反映した葬儀にできる
- 事前相談割引で費用を抑えられることがある
- エンディングノートに記載しておけば、家族への伝達がスムーズ
- 精神的な安心感を得られる

まとめ
葬儀社選びは、費用・サービス内容・対応力・アフターサポートを総合的に比較することが大切です。プラン料金だけでなく、追加料金を含めたトータル費用で判断しましょう。
事前に複数の葬儀社から見積もりを取り、事前相談や式場見学を活用することで、いざという時に後悔のない選択ができます。元気なうちにこそ、葬儀社の比較検討を始めておくことをおすすめします。
参考リンク:お葬式.info「葬儀費用の相場と内訳」 / 家族葬おすすめ大手6社比較 / 小さなお葬式「プランと費用」
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最後までお読みいただきありがとうございます。こちらの記事もぜひご覧ください。

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