終活の第一歩として多くの方が手に取るのが「終活ノート(エンディングノート)」です。しかし、市販の終活ノートは種類が豊富で、「どれを選べばいいのかわからない」と悩む方も少なくありません。
終活ノートは自分に合ったものを選ぶことで書き続けやすくなり、終活全体がスムーズに進みます。逆に、合わないものを選んでしまうと途中で挫折してしまう原因にもなります。
この記事では、終活ノートの選び方のポイントと、タイプ別のおすすめの特徴を詳しく解説します。

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終活ノート(エンディングノート)とは?遺言書との違い
終活ノートとは、自分の基本情報、財産、医療の希望、葬儀の希望、家族へのメッセージなどを記録するためのノートです。「エンディングノート」とも呼ばれ、終活を進めるうえでの中心的なツールとなります。
遺言書との最も大きな違いは、終活ノートには法的効力がないという点です。遺言書は民法に基づく法的書類ですが、終活ノートはあくまでも「情報をまとめるための記録帳」です。
終活ノートと遺言書の違い
- 終活ノート:法的効力なし/形式自由/幅広い情報を記録できる/いつでも修正可能
- 遺言書:法的効力あり/民法の形式要件を満たす必要あり/主に財産分配について記載
財産の分配を法的に確定させたい場合は遺言書を別途作成する必要がありますが、終活ノートで全体像を整理してから遺言書に反映させるという流れがスムーズです。
終活ノートの選び方|押さえておきたい5つのポイント
終活ノートを選ぶ際に確認したいポイントを5つ紹介します。
ポイント1:項目の充実度をチェックする
終活ノートに記載すべき基本項目は以下の通りです。
- 基本情報(氏名、生年月日、連絡先など)
- 財産情報(銀行口座、保険、不動産など)
- 医療・介護の希望
- 葬儀・お墓の希望
- デジタル情報(SNS、パスワードなど)
- 家族・友人へのメッセージ
- 自分史・思い出の記録
これらの項目がバランスよく網羅されているノートを選ぶと、漏れのない終活が進められます。
ポイント2:書き込み欄のサイズを確認する
文字を大きく書きたい方や、詳細に記録したい方は、書き込み欄が広いノートを選びましょう。A4サイズのノートは書き込みスペースが十分にありますが、持ち運びには不向きです。B5やA5サイズは携帯性と書きやすさのバランスが良い選択です。
ポイント3:記入のしやすさを重視する
チェックボックス式や選択式の項目が多いノートは、文章を書くのが苦手な方でも取り組みやすい特徴があります。一方、自由記述のスペースが多いノートは、自分の言葉で細かく記録したい方に向いています。
ポイント4:付属品の有無をチェックする
ノートによっては、以下のような付属品がついているものもあります。
- 写真やカードを収納できるポケット
- CD-ROMやUSBを保管できるケース
- 暗証番号保護シール
- 遺言書の下書きシート
ポイント5:価格帯で選ぶ
市販の終活ノートの価格帯は500円〜3,000円程度です。高価なものほど項目が充実している傾向がありますが、まずは手頃な価格のものから始めて、必要に応じて買い替えるのも一つの方法です。

タイプ別|終活ノートの特徴と向いている人
終活ノートは大きく5つのタイプに分けられます。自分に合ったタイプを見つけてみましょう。
タイプ1:スタンダード型
基本的な項目を幅広くカバーした定番タイプです。初めて終活ノートを購入する方に向いています。項目のバランスが良く、一冊で終活に必要な情報を網羅できます。
タイプ2:自分史重視型
人生の振り返りに重点を置いたタイプです。思い出を記録したい方、自分の歩みを家族に残したい方に向いています。写真を貼るスペースや年表形式のページが充実しています。
タイプ3:財産・法律重視型
財産情報や法的手続きに関する項目が充実したタイプです。相続対策を重視する方や、不動産・金融資産が多い方に向いています。遺言書の書き方ガイドが付属しているものもあります。
タイプ4:コンパクト型
薄くて持ち運びしやすいタイプです。「まずは気軽に始めたい」という初心者の方や、必要最低限の情報だけ記録しておきたい方に向いています。
タイプ5:デジタル型(アプリ)
スマートフォンアプリとして利用するタイプです。いつでもどこでも入力・修正ができ、紛失のリスクがないのが大きなメリットです。ただし、スマートフォンの操作に慣れている必要があります。
参考:エンディングノートのおすすめ人気ランキング(マイベスト)
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終活ノートを書くときのコツ3つ
ノートを手に入れたら、以下のコツを意識して書き進めましょう。
1. 鉛筆で書く
終活ノートの内容は、生活環境や気持ちの変化に応じて更新するものです。修正しやすいように鉛筆やフリクションペンで書くことをおすすめします。
2. 書けるところから書く
最初のページから順番に書く必要はありません。名前や誕生日など、迷わず書ける項目からスタートしましょう。空欄があっても問題ありません。
3. 保管場所を家族に伝える
せっかく書いたノートも、家族が見つけられなければ意味がありません。保管場所は必ず信頼できる家族に伝えておきましょう。
注意:終活ノートには銀行口座やパスワードなどの重要情報を記載するため、保管場所には十分注意してください。自宅の金庫や鍵付きの引き出しなど、防犯性の高い場所が望ましいです。
無料で手に入る終活ノートもある
費用をかけずに終活ノートを手に入れる方法もあります。
- 自治体の窓口:多くの市区町村で無料のエンディングノートを配布しています
- 葬儀社の資料請求:葬儀社に資料請求すると、エンディングノートが無料でもらえることがあります
- インターネット:NPO法人や企業が無料のテンプレートをPDF形式で公開しています
- 普通のノートで代用:市販品を買わなくても、普通のノートに必要な項目を書き出すだけで十分機能します
参考:専門家がおすすめするエンディングノート(JPコネクト行政書士事務所)

よくある質問
Q. 終活ノートは家族に見せるべきですか?
基本的には見せることを前提に書くのが望ましいです。ただし、すべてを見せる必要はなく、家族へのメッセージなど一部は「封筒に入れてノートに挟む」などの工夫をしても良いでしょう。
Q. 終活ノートはいつ見直せばよいですか?
年に1回の見直しが理想的です。特に、引っ越し・結婚・離婚・出産・退職などのライフイベントがあった際は、内容の更新を忘れずに行いましょう。
Q. 終活ノートとアプリ、どちらがおすすめですか?
どちらにもメリットがあります。手書きが好きな方や、じっくり考えながら書きたい方には紙のノートが向いています。外出先でも気軽に入力したい方や、修正を頻繁にしたい方にはアプリが便利です。併用するのもよい方法です。
参考:エンディングノートとは?選び方・作り方と書いておきたいこと(はせがわ)
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