「エンディングノートって種類が多すぎて選べない」「書きやすいのはどれ?」と迷っている方は非常に多いです。書店やネットで探すと何十種類もあり、どれが自分に合っているのかわからなくなるのは当然のことです。
しかし実は、エンディングノート選びで最も大切なのは「どれを選ぶか」ではなく「書き始めること」です。完璧なノートを探し続けるよりも、まずは1冊手に取って書き始める方がはるかに重要です。
この記事では、おすすめのエンディングノートを用途別に10選ご紹介するとともに、選び方の3つのポイントと書き方のコツも解説していきます。自分にぴったりの1冊を見つけてみてください。

エンディングノートの選び方3つのポイント
たくさんの種類がある中から自分に合ったノートを見つけるために、以下の3つのポイントを意識してみてください。
ポイント1:書きやすさ
質問形式で穴埋めしていくタイプが初心者には向いています。自由記述が多いタイプは、何を書けばいいか迷いやすいため、最初の1冊としてはガイド付きのものがおすすめです。記入例がついているものだと、さらに書き進めやすくなります。
ポイント2:内容の網羅性
財産、医療、葬儀、デジタル遺品まで幅広くカバーしているかチェックしましょう。項目が少なすぎると結局別のノートも必要になりますし、逆に多すぎると途中で挫折しやすくなります。バランスの良いものを選ぶのがポイントです。
ポイント3:デザイン・サイズ
手に取りやすいデザイン、書きやすいサイズ(A4またはB5)かどうかも意外と大事です。暗いデザインだとモチベーションが下がりますので、明るく前向きな印象のデザインを選ぶのがおすすめです。
おすすめエンディングノート10選
市販品から無料のものまで、幅広い選択肢の中から厳選してご紹介します。
1. コクヨ「もしもの時に役立つノート」
初心者に一番おすすめのエンディングノートです。質問に答えるだけで必要な情報が整理でき、「終活」という言葉を使わず日常の延長として書けるデザインが好評です。B5サイズで書きやすく、CDケースサイズのポケット付き。価格は約1,500円です。
2. 明日のわたしのお支度帳
女性に人気のおしゃれなデザインが特徴です。堅苦しくないため気軽に書き始められ、内容も充実しています。終活に対するハードルを下げてくれる1冊です。
3. 百人百想エンディングノート
内容の網羅性がトップクラスのノートです。財産、医療、介護、葬儀、デジタル遺品まで幅広くカバーしています。しっかりと詳細に記録したい方におすすめです。
4. 自分史年表エンディングノート
人生の振り返りもできるユニークなタイプです。年表形式で自分の歴史を記録しながら、終活の情報も整理できます。過去を振り返ることで、これからの人生をどう過ごすかのヒントも見つかります。
5. ダイソー「エンディングノート」
110円で買えるコスパ最強のノートです。内容は必要最低限ですが、「まずはお試しで」という方にはこれで十分です。書いてみて物足りなければ、他のノートに買い替えれば良いだけですので、最初のハードルを極限まで下げてくれます。
6. 無印良品「人生ノート」
シンプルで美しいデザインが特徴です。無印良品らしいミニマルさが好きな方に最適で、必要な項目がバランスよく配置されています。
7. 銀行が出しているエンディングノート
三井住友銀行、みずほ銀行などが無料配布しているものがあります。金融資産の整理に特化しており、口座情報を整理するのに便利です。支店窓口でもらえることがありますので、銀行に行った際に聞いてみてください。
8. 自治体配布のエンディングノート
多くの自治体が無料で配布しています。市区町村の窓口やホームページからダウンロードできることも多いです。地域の相談窓口情報が載っているのが便利なポイントです。
9. デジタル版エンディングノート(アプリ)
紙のノートが苦手な方にはアプリという選択肢もあります。「楽クラライフノート」「100年ノート」などが人気です。スマホで気軽に入力でき、更新も簡単。ただし、スマホのパスワードを家族に共有しておかないと意味がない点には注意が必要です。
10. Excel/Googleスプレッドシートで自作
PCが得意な方は自分で作るのも良い方法です。項目を自由にカスタマイズできますし、更新も楽です。厚生労働省のテンプレートを参考にするのもおすすめです。

エンディングノートの書き方のコツ
ノートを手に入れたら、いよいよ実際に書いていきましょう。挫折しないための4つのコツをお伝えします。
コツ1:鉛筆で書く
情報が変わった時に消して書き直せるため、鉛筆で書くのがおすすめです。ボールペンで書いて修正テープだらけになると読みにくくなりますし、書き直しのハードルも上がってしまいます。
コツ2:簡単なページから始める
名前、住所、血液型、かかりつけ医など、まずは事実を書くだけのページから始めましょう。5分で書ける項目からスタートするのが挫折しないコツです。医療の希望や遺言的な内容は、後からゆっくり考えて書けば問題ありません。
コツ3:保管場所を家族に伝える
せっかく書いても、いざという時に見つけてもらえなければ意味がありません。保管場所は必ず家族に伝えておきましょう。金庫に入れてしまうと家族がアクセスできない場合もありますので、保管場所は慎重に選んでください。
コツ4:年に1回見直す
誕生日や正月など、「この日に見直す」と決めておくと習慣化しやすくなります。家族構成や財産状況は変わるものですから、常に最新の状態を保つことが大切です。
国民生活センターでは終活関連のトラブル事例も公開されています。高額なノートやセミナーの勧誘には注意してください。法務省のサイトでは遺言書の法的な基礎知識も学べます。

エンディングノートは「どれを選ぶか」よりも「書き始めること」が何よりも大事です。迷ったら、まずはダイソーの110円ノートかコクヨの「もしもの時に役立つノート」から始めてみてください。書き始めれば、自然と終活が前に進んでいきます。

