「エンディングノートを書きたいけど、紙のノートだと書き直しが面倒」「スマホで手軽に管理したい」。そんな方には、デジタルのエンディングノートアプリがおすすめです。
スマートフォンやタブレットで使えるエンディングノートアプリなら、思いついたときにすぐ入力できて、情報の更新も簡単。家族との共有機能や見守り機能を備えたアプリもあり、紙のノートにはないメリットがたくさんあります。
この記事では、エンディングノートアプリのメリット・デメリットを整理し、おすすめのアプリを比較しながら紹介します。

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デジタルエンディングノートのメリット
メリット1:いつでもどこでも入力できる
紙のノートは自宅に置いてあることが多く、外出先で「あ、これもメモしておこう」と思っても書けないことがあります。アプリなら通勤中や待ち時間など、ちょっとしたスキマ時間に思いついた項目だけを入力できるのが大きなメリットです。
メリット2:書き直し・更新が簡単
紙のノートは書き直すと汚くなったり、修正液を使わなければならなかったりと手間がかかります。デジタルなら、テキストの修正や追記がワンタッチでできるため、情報をいつでも最新の状態に保てます。
メリット3:家族との共有が簡単
アプリによっては、指定した家族にエンディングノートの情報を共有できる機能があります。紙のノートのように「どこに保管してあるかわからない」という事態を防げます。
メリット4:見守り機能がある
一部のアプリには、一定期間アプリを使用しなかった場合に指定した家族に通知が届く「見守り機能」が搭載されています。特に一人暮らしの方にとっては、安否確認としても活用できる心強い機能です。
離れて暮らす親の様子がもう少し気になる場合は、アプリの見守りと合わせて、室内に置く見守りカメラを併用している家庭もあります。
メリット5:紛失・災害リスクが低い
クラウドにデータが保存されるタイプのアプリであれば、火災や水害などの災害でデータを失うリスクが低いのもメリットです。スマートフォンを紛失しても、別の端末からログインすればデータを復元できます。
デジタルエンディングノートのデメリット
- スマートフォンの操作に慣れていない方にはハードルが高い:タッチ操作やアプリの使い方に不慣れな場合、紙のほうが取り組みやすいこともあります
- アプリのサービス終了リスク:運営会社の経営状況によっては、アプリのサービスが終了する可能性があります。データのエクスポート機能があるかは事前に確認しておきましょう
- セキュリティへの不安:個人情報をアプリに預けることへの不安を感じる方もいます。パスワード保護やデータの暗号化がされているか確認が必要です
- 手書きの温もりがない:家族へのメッセージなどは、手書きのほうが気持ちが伝わると感じる方もいます
家族へのメッセージだけは手書きで残したいという方は、アプリとは別に紙のエンディングノートを1冊用意しておく方法もあります。

おすすめのエンディングノートアプリ比較
ここからは、おすすめのエンディングノートアプリを紹介します。それぞれの特徴を比較してみましょう。
GOOSE(グース)
記録・共有・見守りの3つの機能を備えたエンディングノートアプリです。エンディングノートの基本的な記録機能に加え、スマートフォンの利用状況をもとにした見守り機能が特徴的です。
GOOSEの特徴
- 基本利用:無料
- 家族との情報共有機能あり
- スマホ利用状況をベースにした見守り機能
- 質問形式で入力できるので書きやすい
- こんな方におすすめ:家族との情報共有や見守りも一緒に始めたい方
SouSou(想いを繋ぐエンディングサービス)
エンディングノートだけでなく、「タイムカプセルレター」「メモリアルページ」といったユニークな機能を備えたアプリです。テンプレートの質問に答えていくだけでエンディングノートが完成するため、「何を書けばいいかわからない」という方でも取り組みやすい設計になっています。
- 基本利用:無料
- 質問回答形式でエンディングノートが作れる
- タイムカプセルレター機能(指定日時に届くメッセージ)
- メモリアルページ機能
- 家族・友人によるオリジナル質問の作成も可能
- こんな方におすすめ:思い出や想いも一緒に残したい方
わが家ノート by MUFG
三菱UFJフィナンシャル・グループが提供するアプリです。資産・介護・葬儀などの情報を幅広く整理でき、情報の開示相手やタイミングを細かく設定できるのが特徴です。金融グループが提供しているため、資産管理の機能が充実しています。
- 基本利用:無料
- 資産情報の管理に強い
- 開示相手・タイミングの設定が可能
- 大手金融グループの安心感
- こんな方におすすめ:資産や財産の整理をメインに始めたい方

エンディングノートアプリ比較表
| アプリ名 | 料金 | 家族共有 | 見守り機能 | 特徴的な機能 |
|---|---|---|---|---|
| GOOSE | 基本無料 | あり | あり | スマホ利用状況での見守り |
| SouSou | 基本無料 | あり | なし | タイムカプセルレター・メモリアルページ |
| わが家ノート | 基本無料 | あり | なし | 資産管理・開示タイミング設定 |
いずれのアプリも基本利用は無料なので、まずはダウンロードして使い勝手を試してみるのが良いでしょう。実際に使ってみないと、自分に合うかどうかはわからないものです。
紙とデジタル、どっちがいい?併用のすすめ
「紙とデジタル、どちらを使えばいいか」という疑問は多くの方が持つものです。結論としては、紙とデジタルを併用するのが最も安心です。
おすすめの併用方法
- デジタル(アプリ)で管理するもの:銀行口座、保険、デジタルアカウント、サブスクなど頻繁に更新が必要な情報
- 紙で残すもの:家族へのメッセージ、思い出の記録、葬儀・お墓の希望など気持ちを込めて伝えたい内容
両方を使うことで、デジタルの利便性と紙の温もりの「いいとこ取り」ができます。
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シニア世代がアプリを使い始めるためのステップ
「アプリって難しそう」と感じるシニア世代の方でも、以下のステップで無理なく始められます。
ステップ1:家族に一緒にダウンロードしてもらう
アプリのダウンロードやアカウント登録は、お子さんやお孫さんに手伝ってもらいましょう。最初の設定さえ済めば、日常的な操作はシンプルなアプリが多いです。
ステップ2:まずは1つの項目だけ入力してみる
いきなり全項目を入力する必要はありません。「自分の名前と生年月日だけ入力してみる」「緊急連絡先だけ登録してみる」など、小さなところから始めて、操作に慣れていくのがコツです。
ステップ3:週に1回、少しずつ書き足す
一度に全部やろうとせず、「今週は銀行口座の情報を入力しよう」「来週は保険の情報を入れよう」と、少しずつ進めていきましょう。テレビを見ながらの「ながら入力」でも構いません。
アプリを使う際の注意点
注意点1:パスワード管理をしっかりする
アプリのログインパスワードを忘れてしまうと、せっかく入力した情報にアクセスできなくなります。パスワードは安全な場所にメモしておきましょう。
メモ用紙がバラバラになりがちな方は、IDとパスワードの記入欄が用意されたパスワード管理ノートにまとめておくと探す手間が減ります。
注意点2:家族にアプリの存在を伝えておく
アプリを使っていることや、アカウント情報を家族に伝えておくことは非常に重要です。アプリの中にどんなに充実した情報を書いても、家族がその存在を知らなければ活用されません。
注意点3:データのバックアップを取る
スマートフォンの故障や紛失に備えて、定期的にデータのバックアップを取ることをおすすめします。クラウド保存に対応しているアプリを選べば、この点は安心です。
注意点4:サービス終了の可能性を考慮する
アプリは運営会社の方針によりサービスが終了する可能性があります。データのエクスポート(書き出し)機能があるアプリを選ぶか、定期的に紙に印刷しておくなどの対策をしておきましょう。
印刷した紙は、項目ごとに仕切れる書類ファイルにまとめておくと、家族が必要なページをすぐに探せます。
Q&A:デジタルエンディングノートについてよくある質問
Q. スマートフォンの操作が苦手でもアプリは使えますか?
A. 多くのアプリは質問に答えていくだけの簡単な操作で使えるように設計されています。ただし、どうしても操作が難しいと感じる場合は、無理せず紙のエンディングノートから始めましょう。
Q. 無料アプリでセキュリティは大丈夫ですか?
A. 主要なアプリはデータの暗号化やパスワード保護を行っています。ただし、利用規約やプライバシーポリシーは事前に確認しておくことをおすすめします。
Q. 家族がスマートフォンを使えない場合はどうすればいいですか?
A. アプリの情報を定期的に印刷して紙で保管しておく方法がおすすめです。デジタルと紙の両方で情報を残しておけば、どんな状況でも対応できます。
Q. 複数のアプリを併用してもいいですか?
A. 可能ですが、情報が分散すると管理が大変になります。メインで使うアプリを1つ決めて、補助的に他のアプリを使うのが良いでしょう。

まとめ:デジタルエンディングノートで終活をもっと手軽に
エンディングノートアプリは、終活のハードルをぐっと下げてくれる便利なツールです。
- いつでもどこでも入力できる
- 書き直し・更新が簡単
- 家族との共有機能で「見つからない」リスクを防げる
- 見守り機能で一人暮らしの方も安心
紙のノートと併用すれば、さらに安心感が高まります。「終活を始めたいけど、何からやればいいかわからない」という方は、まずアプリをダウンロードしてみることから始めてみてください。
小さな一歩が、自分と家族の安心につながります。
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