墓じまいをしたあと、遺骨の新しい安置先として「合祀(ごうし)」を選ぶ方が増えている。合祀は費用が安く管理の手間もかからないため、後継者のいない方やお墓の維持に悩んでいる方にとって現実的な選択肢だ。ただし、一度合祀すると遺骨を取り出せなくなるという大きな注意点もある。ここでは、墓じまい後の合祀について、メリット・デメリット・費用を詳しく解説していく。

\ 全国の石材店にまとめて見積もり依頼 /

- ✅ 見積もりの利用は無料
- ✅ 全国47都道府県に対応
- ✅ 申し込みから約2日で見積もりが届く
- ✅ 複数社の金額を並べて比較できる
※サービス内容は記事執筆時点のものです
最新情報は公式サイトでご確認ください
⭐おすすめ記事
お墓・終活Labへようこそ!お墓や終活の準備を進める方に、役立つ情報をご紹介しています。

墓石ナビとは?一括見積もりの仕組みと使い方・注意点をわかりやすく解説
全国の石材店から無料で一括見積もり。申し込みから約2日で見積もりが届きます
合祀とは?
合祀(ごうし)とは、複数の方の遺骨を一つの場所にまとめて埋葬・供養することを指す。骨壺から遺骨を取り出し、他の方の遺骨と一緒に共同のスペースに納める形式だ。
合祀墓は「永代供養墓」の一種で、霊園やお寺が遺骨の管理と供養を永続的に行ってくれる。年に数回の合同法要が行われるのが一般的で、個別にお墓を建てなくても供養を受けられる仕組みになっている。
墓じまい後に合祀を選ぶメリット
1. 費用が大幅に安い
合祀の最大のメリットは費用の安さだ。合祀墓の費用相場は1体あたり3万~30万円程度。一般的なお墓の新規購入が150万~300万円かかることを考えると、圧倒的にリーズナブルだ。
2. 年間管理費がかからない
多くの合祀墓では、最初に納骨費用を支払えばその後の年間管理費は不要だ。一般墓では毎年5,000円~2万円程度の管理費がかかるが、合祀墓ならその心配がない。
3. 後継者がいなくても安心
霊園やお寺が永続的に管理・供養を行うため、お墓の承継者がいなくても問題ない。独身の方、子どものいないご夫婦、お子さんに負担をかけたくない方に適している。
4. 墓じまいの受け入れ先として選びやすい
墓じまい後の遺骨の移転先として、合祀墓は受け入れのハードルが低い。宗旨宗派不問のところが多く、手続きもシンプルだ。
5. 定期的に供養してもらえる
合同法要や合同慰霊祭が年に数回行われるため、「お墓がなくなったら供養されなくなるのでは」という心配は不要だ。

墓じまい後に合祀を選ぶデメリット
1. 遺骨を二度と取り出せない
合祀の最大のデメリットは、一度納骨すると遺骨を取り出せなくなることだ。他の方の遺骨と混ざってしまうため、「やっぱり別の場所に移したい」「分骨したい」と後から思っても対応できない。
少しでも手元に残したい気持ちがあるなら、合祀の前に家族で話し合い、遺骨の一部をミニ骨壺に分けておく方法もある。
2. 個別のお墓参りができない
合祀墓には個別の墓石がないため、共用の参拝スペースで手を合わせる形になる。「ここにおじいちゃんが眠っている」という実感を持ちにくいと感じる方もいる。
3. 他の方と一緒に埋葬されることへの抵抗
知らない方の遺骨と混ざって埋葬されることに、心理的な抵抗を感じる遺族は少なくない。特に年配の親族から反対されるケースが多い。
4. 故人との「つながり」を感じにくい
個別のお墓があれば、墓前で故人に語りかけるような感覚を持てる。合祀墓ではそうした「故人だけの場所」がなくなるため、寂しさを感じる方もいる。
合祀は取り返しのつかない決断だ。「費用が安いから」という理由だけで決めるのではなく、家族や親族全員の気持ちを確認し、全員が納得したうえで進めることが重要。後からトラブルになるケースも報告されている。
墓じまい後の合祀にかかる費用
合祀にかかる費用は、合祀墓の費用だけでなく、墓じまい全体の費用も含めて把握しておく必要がある。
合祀墓の費用
- 1体あたり:3万~30万円程度
- 公営霊園の合祀墓:1万~14万円程度(平均約5万円)
- 民営霊園・寺院:5万~30万円程度
墓じまい全体の費用内訳
- 墓石の撤去・更地化:10万~30万円程度(1㎡あたりの目安)
- 閉眼供養(魂抜き):3万~10万円程度
- 離檀料:5万~20万円程度(寺院墓地の場合)
- 改葬許可の手続き費用:数百円~数千円
- 合祀墓への納骨費用:3万~30万円程度
墓じまい全体の総費用は30万~150万円程度が相場だ。合祀を移転先に選べば、新しいお墓を建てるよりも大幅にコストを抑えられる。
手続きの流れや費用の考え方を一冊で確認しておきたい方は、墓じまいの解説本も参考になる。
自治体によっては墓じまいの補助金制度を設けているところもある。東京都の都立霊園「施設変更制度」では、一般墓地を返還して合葬埋蔵施設に移動する場合、墓石撤去費用が免除されることがある。お住まいの自治体に確認してみよう。

合祀以外の墓じまい後の選択肢
合祀に抵抗がある場合は、以下のような選択肢もある。
- 個別安置型の永代供養墓:一定期間(13年や33年など)は個別に安置し、その後合祀される。費用は10万~50万円程度
- 樹木葬:樹木をシンボルにしたお墓。自然に還りたい方に人気。費用は20万~80万円程度
- 納骨堂:屋内施設で遺骨を安置。天候を気にせずお参りできる。費用は30万~150万円程度
- 散骨:海洋散骨や山林散骨など。費用は3万~40万円程度
- 手元供養:遺骨の一部を自宅で保管する方法。ミニ骨壺やアクセサリーで身近に置ける
費用だけでなく、「お参りのしやすさ」「遺骨を取り出せるかどうか」「宗派の制限」なども含めて総合的に比較検討しよう。
⭐おすすめ記事
お墓の費用や石材店選びに迷ったら、こちらの記事も参考にしてみてください。

墓石ナビとは?一括見積もりの仕組みと使い方・注意点をわかりやすく解説
全国の石材店から無料で一括見積もり。申し込みから約2日で見積もりが届きます
合祀を選ぶ前に家族で話し合うべきこと
合祀は取り返しのつかない決断だからこそ、家族や親族との話し合いが欠かせない。以下のポイントについて、事前にしっかり確認しておこう。
1. 全員の同意は得られているか
墓じまい・合祀の決断は、お墓に関係するすべての親族の同意を得てから進めるのが理想だ。特に兄弟姉妹や親戚の間で意見が割れるケースは少なくない。「勝手に決めた」と後からトラブルになることを避けるため、全員に事情を説明し、理解を得ることが大切だ。
2. 遺骨をどのように扱うか
合祀墓に全部の遺骨を納めるのか、一部を手元供養として残すのかを決めておこう。遺骨の一部を分骨して、ミニ骨壺やアクセサリーに入れて手元に置く方も増えている。合祀してしまうと二度と取り出せないからこそ、分骨を希望するなら事前に対応しておく必要がある。
3. 今後の法要・供養はどうするか
合祀後にお寺との付き合いがなくなる場合、命日や法事の供養をどうするか決めておこう。仏壇や位牌を自宅に安置して供養を続ける方法もあるし、合祀墓のある霊園の合同法要に参加する方法もある。

墓じまいから合祀までの費用を抑える方法
墓じまいから合祀までの総費用は30万~150万円程度と幅が広いが、以下の方法でコストを抑えることができる。
- 公営霊園の合祀墓を利用する:民営に比べて費用が安い。自治体の広報やホームページで募集時期をチェックしよう
- 複数の石材店から見積もりを取る:墓石の撤去費用は石材店によって差がある。3社以上から見積もりを取って比較するのがおすすめ
- 自治体の補助金制度を活用する:東京都や千葉県市川市など、墓じまいの補助金を設けている自治体がある
- 離檀料は相場の範囲内で:離檀料は法的義務がないため、5万~20万円の相場を参考にして無理のない金額を包もう
よくある質問(Q&A)
Q. 合祀されたあとも個別に供養してもらえる?
合祀後は個別の供養は基本的にない。ただし、合同法要に参加したり、自宅に位牌を安置して供養したりすることは可能だ。
自宅で供養を続けるなら、棚の上にも置けるミニ仏壇を用意して手を合わせる場所をつくる方もいる。
Q. 複数のご先祖の遺骨をまとめて合祀できる?
もちろんできる。遺骨の数(体数)に応じた費用を支払えば、複数のご先祖をまとめて同じ合祀墓に納骨できる。
Q. 墓じまいから合祀までの期間はどのくらい?
手続きのスピードにもよるが、一般的には2~6か月程度。改葬許可の申請、閉眼供養、墓石撤去、納骨という流れになるため、余裕を持ったスケジュールで進めよう。

Q. 合祀墓の場所を選ぶときのポイントは?
合祀墓を選ぶときは、アクセスの良さ、合同法要の頻度、霊園の管理体制をチェックしよう。特に「自分がお参りに行きやすい場所にあるか」は重要なポイントだ。合祀すると個別のお墓がなくなるからこそ、気軽にお参りに行ける場所を選びたい。
Q. 墓じまいせずに合祀墓に追加納骨できる?
墓じまいをしなくても、新たに亡くなった方の遺骨を合祀墓に直接納骨することは可能だ。既存のお墓とは別に、合祀墓を利用する選択肢もある。
Q. 合祀後にお墓参りする場合、何を持っていけばいい?
合祀墓には共用の献花台や焼香台が設置されていることが多い。お花やお線香を持参すればお参りできる。お供え物は霊園のルールに従おう。果物やお菓子を供えた後は持ち帰るのがマナーのところもある。
合祀を選んだ方の声
実際に墓じまいをして合祀墓を選んだ方からは、以下のような声が聞かれる。
- 「管理の負担がなくなって、精神的にとても楽になった」
- 「合同法要に参加できるので、供養が途絶える心配がない」
- 「もっと早く決断していればよかった」
- 「親族の一部から反対されたが、時間をかけて説明して理解してもらった」
反対意見を持つ親族がいた方でも、丁寧に説明を重ねることで最終的には理解を得られたケースがほとんどだ。焦らず、相手の気持ちに寄り添いながら進めることが大切だといえる。
まとめ
墓じまい後の合祀は、費用が安く(1体あたり3万~30万円)、年間管理費も不要で、後継者がいなくても安心できる選択肢だ。一方で、遺骨を二度と取り出せなくなるという大きなデメリットがあるため、慎重に判断する必要がある。
墓じまい全体の費用は30万~150万円程度が相場で、自治体の補助金制度が使えるケースもある。合祀に抵抗がある場合は、個別安置型の永代供養墓や樹木葬、散骨なども検討してみよう。いずれにしても、家族や親族とよく話し合い、全員が納得できる形で進めることが何より大切だ。
📦 この記事で紹介した商品
\ 全国の石材店にまとめて見積もり依頼 /

- ✅ 見積もりの利用は無料
- ✅ 全国47都道府県に対応
- ✅ 申し込みから約2日で見積もりが届く
- ✅ 複数社の金額を並べて比較できる
※サービス内容は記事執筆時点のものです
最新情報は公式サイトでご確認ください
⭐おすすめ記事
最後までお読みいただきありがとうございます。こちらの記事もぜひご覧ください。

墓石ナビとは?一括見積もりの仕組みと使い方・注意点をわかりやすく解説
全国の石材店から無料で一括見積もり。申し込みから約2日で見積もりが届きます


